2011.
08.
15
暗い話が続いてしまってホントに申し訳ありません。(笑)
こういう話は書いている私でさえだんだんと落ち込んでしまうので、
これを読んで下さる方はさぞかし、、、。
と思ってしまいます。 本当にゴメンナサイ。
ここで少し気分を変えて、、、。
最初の脱サラ、独立の失敗の原因を考えてみたいと思います。
( やっぱり暗いですネ。(笑) )
1-最初に「妻」とスタートするのでなく、
「友達と共同経営」の形をとったこと。
2-そもそも選択した職種がとても1人で成り立つ仕事ではなく、
少なくとも「営業」「宣伝広告」「実務管理」「在庫管理」
「顧客アフター」などが必要なので、最初の職種の選択自体に
無理があったこと。
3-独立後の運転資金をほとんど用意していなかったこと。
4-独立後、辞めた会社との関係が断ち切れてしまったこと。
5-集客の入口が1つしかなく、なおかつハードルが高すぎたこと。
( 無店舗商売だった。)
6-事務処理、経理、電話番、チラシ作成配布、接待、雑用、
その他もろもろの営業以外の全ての仕事を安心して任せられる
人材( つまり私のこと。 )を、置かなかったこと。
7-もともと扱う商品が単体で売れるものではなく、施工して
初めて売上げが立つので、売上げが現金化するのにかなりの
タイムラグがあったこと。
などなど、他にも書き出したらキリがありません。(笑)
立上げ期としてこの中で特に致命的なのは、
①③⑤⑦でしょうか。
他は脱サラ前に時間をかけさえしていれば
解決していたように思われます。
「友達との共同経営」をする以上、当然ながら初めから
「大の男二人分の給料」をとる必要がありますが、
初めて事業を立ち上げるのにそれはかなり無理があります。
立ち上げから軌道に乗せるまでに、連続して「黒字経営」
できる見込みは限りなく低いからです。
前にもお話したとおり、現在の日本の景気の動向からして、
立ち上げてから当分の間、自分の給料でさえそう簡単には
とれない。 というのが実情です。
「右肩上がりの経済の成長はない。」
と想定して職種の選択、立ち上げ準備、計画。
を、する必要があるのです。
逆に言えば、商売は、
「とにかく軌道にのせるまでに時間がかかる。」のです。
それも数年単位という長い時間がかかります。
さらに言えば「脱サラを成功させるため」というよりも
絶対に「脱サラに失敗しないため」には、
「立ち上げ期から軌道に乗せるまでに、
ものすごく時間がかかっても、その間絶対に大丈夫な体制。」
で、スタートさせることだと思っています。
そのためにはいくつかの最低限の条件、というか制約というか、
制限がどうしても出てきます。
そこさえしっかりと押さえていけば、決して脱サラ、独立は
リスクが高い、イチかバチか、というものではありません。
特に夫の場合、⑥⑦が致命的でした。
前回お話した例のボロボロの書類カバン(笑)の中から、
(その24 こいつが俺の原点 参照下さいネ。)
細かく記された仕事の受注、発注などの書類を見つけて、
「よく1人でここまで、、。」
と思う仕事を何とか取っていたにもかかわらず、
受注してから売上が立ち、現金化できるのにかなりのタイムラグがあり、
さらに1人でなにもかもやっていために、きめ細かい請求業務などの
事務、経理が中盤からほとんど滞っていました。
「黒字倒産」といわれるのはよく耳にする話ですが、
実は夫が脱サラ前に勤めていた会社もこの形でした。
最近わかったことなのですが、この会社の取引先であった、
小さな管材屋さんの社長さんとお話していた時に、
「あの会社は、なんでかわからんけど、
納品書、請求書をきっちりきっちり送ってこんのや。
あんだけ事務員もようさんおったのに。
ウチらの金額はしれてるけど、ああいう体質やと
小さい金額が積もり積もって致命傷になったんとちがうか。」
と、おっしゃっていました。
そこそこ大きな会社でも「小さな金額」をあなどると怖いのです。
ましてや小さな事業所ではなおさらです。
夫の場合、わずか1年足らずでそうなってしまいました。(笑)
私の知人の勤める会社では、やはり小規模の製造業ですが、
営業が取引先と勝手に書類を改ざんして商品の横流しを
しているそうです。(石鹸などの製造です。)
小さな商品で、ごくごくわずかな数と金額なのですが、
金額がごくわずかなだけに、ついそういうことをとくに罪悪感もなく
やってしまうのかもしれませんが、もちろん経営者はそこまで
気づいていないそうです。
そういう「会社の体質」に問題があり、その体質は
「経営者本人」に問題、責任があることは言うまでもありません。
「脱サラする前の重要要件―②」でお話させて頂いたように、
とくに経理面はずーっと長年にわたり、
気合いの入った奥様(笑)に、
細かく細かくきっちりと、やって頂かなければなりません。
次回から数回に分けてその立ち上げ期の体制の
具体的な内容について、思うところをお話させて頂きます。
こういう話は書いている私でさえだんだんと落ち込んでしまうので、
これを読んで下さる方はさぞかし、、、。
と思ってしまいます。 本当にゴメンナサイ。
ここで少し気分を変えて、、、。
最初の脱サラ、独立の失敗の原因を考えてみたいと思います。
( やっぱり暗いですネ。(笑) )
1-最初に「妻」とスタートするのでなく、
「友達と共同経営」の形をとったこと。
2-そもそも選択した職種がとても1人で成り立つ仕事ではなく、
少なくとも「営業」「宣伝広告」「実務管理」「在庫管理」
「顧客アフター」などが必要なので、最初の職種の選択自体に
無理があったこと。
3-独立後の運転資金をほとんど用意していなかったこと。
4-独立後、辞めた会社との関係が断ち切れてしまったこと。
5-集客の入口が1つしかなく、なおかつハードルが高すぎたこと。
( 無店舗商売だった。)
6-事務処理、経理、電話番、チラシ作成配布、接待、雑用、
その他もろもろの営業以外の全ての仕事を安心して任せられる
人材( つまり私のこと。 )を、置かなかったこと。
7-もともと扱う商品が単体で売れるものではなく、施工して
初めて売上げが立つので、売上げが現金化するのにかなりの
タイムラグがあったこと。
などなど、他にも書き出したらキリがありません。(笑)
立上げ期としてこの中で特に致命的なのは、
①③⑤⑦でしょうか。
他は脱サラ前に時間をかけさえしていれば
解決していたように思われます。
「友達との共同経営」をする以上、当然ながら初めから
「大の男二人分の給料」をとる必要がありますが、
初めて事業を立ち上げるのにそれはかなり無理があります。
立ち上げから軌道に乗せるまでに、連続して「黒字経営」
できる見込みは限りなく低いからです。
前にもお話したとおり、現在の日本の景気の動向からして、
立ち上げてから当分の間、自分の給料でさえそう簡単には
とれない。 というのが実情です。
「右肩上がりの経済の成長はない。」
と想定して職種の選択、立ち上げ準備、計画。
を、する必要があるのです。
逆に言えば、商売は、
「とにかく軌道にのせるまでに時間がかかる。」のです。
それも数年単位という長い時間がかかります。
さらに言えば「脱サラを成功させるため」というよりも
絶対に「脱サラに失敗しないため」には、
「立ち上げ期から軌道に乗せるまでに、
ものすごく時間がかかっても、その間絶対に大丈夫な体制。」
で、スタートさせることだと思っています。
そのためにはいくつかの最低限の条件、というか制約というか、
制限がどうしても出てきます。
そこさえしっかりと押さえていけば、決して脱サラ、独立は
リスクが高い、イチかバチか、というものではありません。
特に夫の場合、⑥⑦が致命的でした。
前回お話した例のボロボロの書類カバン(笑)の中から、
(その24 こいつが俺の原点 参照下さいネ。)
細かく記された仕事の受注、発注などの書類を見つけて、
「よく1人でここまで、、。」
と思う仕事を何とか取っていたにもかかわらず、
受注してから売上が立ち、現金化できるのにかなりのタイムラグがあり、
さらに1人でなにもかもやっていために、きめ細かい請求業務などの
事務、経理が中盤からほとんど滞っていました。
「黒字倒産」といわれるのはよく耳にする話ですが、
実は夫が脱サラ前に勤めていた会社もこの形でした。
最近わかったことなのですが、この会社の取引先であった、
小さな管材屋さんの社長さんとお話していた時に、
「あの会社は、なんでかわからんけど、
納品書、請求書をきっちりきっちり送ってこんのや。
あんだけ事務員もようさんおったのに。
ウチらの金額はしれてるけど、ああいう体質やと
小さい金額が積もり積もって致命傷になったんとちがうか。」
と、おっしゃっていました。
そこそこ大きな会社でも「小さな金額」をあなどると怖いのです。
ましてや小さな事業所ではなおさらです。
夫の場合、わずか1年足らずでそうなってしまいました。(笑)
私の知人の勤める会社では、やはり小規模の製造業ですが、
営業が取引先と勝手に書類を改ざんして商品の横流しを
しているそうです。(石鹸などの製造です。)
小さな商品で、ごくごくわずかな数と金額なのですが、
金額がごくわずかなだけに、ついそういうことをとくに罪悪感もなく
やってしまうのかもしれませんが、もちろん経営者はそこまで
気づいていないそうです。
そういう「会社の体質」に問題があり、その体質は
「経営者本人」に問題、責任があることは言うまでもありません。
「脱サラする前の重要要件―②」でお話させて頂いたように、
とくに経理面はずーっと長年にわたり、
気合いの入った奥様(笑)に、
細かく細かくきっちりと、やって頂かなければなりません。
次回から数回に分けてその立ち上げ期の体制の
具体的な内容について、思うところをお話させて頂きます。
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