2011.
11.
10
→サラリーマン 経験実績人脈の落とし穴―①はこちらからどうぞ
「大企業病のワクチンは?」 (76、77の続きです。)
ワクチンは、、、ありません。
残念ながら、特効薬は開発されていません。
「会社という看板」を外す意外に、
この病気から脱して克服する手立てはありません、、、。
例えが悪くてホントに申し訳ないのですが、、、。
アルコール中毒患者の方が、
病気を克服するにはアルコールを絶つ。
意外にないのとどこか似ています、、、。( ごめんなさい、、、。)
なので今のところは、遠いか近いか、は全くわかりませんが、
少なくとも「脱サラして独立する」と計画されている方は、
いずれ将来確実に
「会社という看板をはずされるのだ。」
「自分は今は企業病なのだ。」
と「病識」を持つしかありません。
病識がないよりあった方が、断然軽症ですみますが、
この病識のない人ほど、もうすでに重症なんですよね、、、。(笑)
夫も脱サラ後、人生の一時期、
この病気を克服するために、大きな代償を払った人でした。
妻である私の苦しみもまた、大きなものでした。
なので私はいつもこのブログを
将来脱サラを、と模索、計画されている方に読んで頂きたいナ、
と思って書かせて頂いているのですが、、、。
同時にその妻の方たちにも読んで頂けたらなあ、、、。
と願いつつ、書いています。
前回でお話しした、例えばリストラされた方や
転職を考えている男性が、なかなか過去の実績や経歴への
こだわりやプライトから解放されないのは、
ごく1部には、私たち妻側にも
原因がある時もあるように思えるのです、、、。
例えば夫が妻に転職希望を打ち明けたさいに、
「少なくても今よりいい給料がとれるなら転職してもいい。」
と、奥さんから無理難題を言い渡されることも
あったかもしれません。(笑)
あるいは決死の覚悟で「脱サラしたい。」と打ち明けても、
「独立後の仕事が充分確保できていて、
生活費がちゃんと担保できるならやってもいい。」
とか、、、。(笑)
両方とも今の時代には、ほとんどむずかしいです。
それができる人ってごくごく1部の人しかいないと思います。
実際はもいっかい底辺から這い上がっていくより
術はないんですよね、、、。
特に、そこそこの収入を取っていた旦那さまの奥さまの中には
そこをなかなか理解してもらえない場合もあるかもしれません。
それに応えようと、夫側も無理をしてしまうかも、、、。
でも「過去のプライド」なんて、
一旦ドブに捨ててしまうのは簡単なんだけどな、、、。
だって、前しか見てなかったら、過去なんてどうでもいいもん。
過去が食べさせてくれるワケじゃなし、、、。
実は私にもイヤな思い出があります。
夫が最初の脱サラに失敗したときに、もっと稼ぐ必要が出てきて、
それまでの仕事を捨てて、
日給の稼げるガートーマンの仕事に移った、
とお話しましたよね? (その48,49,50参照)
この頃たまたま同窓会があって、あとで思えば
自分がややっこしい状況のときに
わざわざ行かなきゃいいのに(笑)、
深く考えずに、ついのこのこと出ていったのです。
このときに、同期の友人の1人が、
「あんたさあ、親に大学まで出してもらって、
そこそこの大手企業に勤めたあげくに、
道路工事のガードマンなんか良くやってられるよね。
プライドってないワケ?」
と、ぬかしやがったんです。
( あ、すいません。 つい河内弁が出てしまいました、、、。(笑) )
この当時の私はあんまり「第三者評価」っていうのを
気にしないタチだったので、( 気にしないとダメですよネ。)
面と向かってそう言われて、驚いてしまいました。
「へえ、、、。そう考える人もいるんだ、、、。
なるほど、そういう考え方もあるのか、、、。」
思えば鈍感、かもしれませんが、数秒後にムカッときて、
「プライドなんか今はないよ。
それよか稼がせてもらう方が大事やもん。」
「せめて、もうちとょっとなんか他に選ばれへんの?
大学出てガードマンやってて、恥ずかしないのん?」
と、またもほざきやがったのです。
( あ、すいません。 また河内弁が、、、。)
全国のガードマンさん、ごめんなさい。
これ、私が言ったんじゃありません。 ホントに。
この仕事のおかげで私たち夫婦のこんにちがあるのですもの。
あの女がぬけぬけと、ほざきやがったんです。
( あっ、、。また、、、。(笑) )
「大企業病のワクチンは?」 (76、77の続きです。)
ワクチンは、、、ありません。
残念ながら、特効薬は開発されていません。
「会社という看板」を外す意外に、
この病気から脱して克服する手立てはありません、、、。
例えが悪くてホントに申し訳ないのですが、、、。
アルコール中毒患者の方が、
病気を克服するにはアルコールを絶つ。
意外にないのとどこか似ています、、、。( ごめんなさい、、、。)
なので今のところは、遠いか近いか、は全くわかりませんが、
少なくとも「脱サラして独立する」と計画されている方は、
いずれ将来確実に
「会社という看板をはずされるのだ。」
「自分は今は企業病なのだ。」
と「病識」を持つしかありません。
病識がないよりあった方が、断然軽症ですみますが、
この病識のない人ほど、もうすでに重症なんですよね、、、。(笑)
夫も脱サラ後、人生の一時期、
この病気を克服するために、大きな代償を払った人でした。
妻である私の苦しみもまた、大きなものでした。
なので私はいつもこのブログを
将来脱サラを、と模索、計画されている方に読んで頂きたいナ、
と思って書かせて頂いているのですが、、、。
同時にその妻の方たちにも読んで頂けたらなあ、、、。
と願いつつ、書いています。
前回でお話しした、例えばリストラされた方や
転職を考えている男性が、なかなか過去の実績や経歴への
こだわりやプライトから解放されないのは、
ごく1部には、私たち妻側にも
原因がある時もあるように思えるのです、、、。
例えば夫が妻に転職希望を打ち明けたさいに、
「少なくても今よりいい給料がとれるなら転職してもいい。」
と、奥さんから無理難題を言い渡されることも
あったかもしれません。(笑)
あるいは決死の覚悟で「脱サラしたい。」と打ち明けても、
「独立後の仕事が充分確保できていて、
生活費がちゃんと担保できるならやってもいい。」
とか、、、。(笑)
両方とも今の時代には、ほとんどむずかしいです。
それができる人ってごくごく1部の人しかいないと思います。
実際はもいっかい底辺から這い上がっていくより
術はないんですよね、、、。
特に、そこそこの収入を取っていた旦那さまの奥さまの中には
そこをなかなか理解してもらえない場合もあるかもしれません。
それに応えようと、夫側も無理をしてしまうかも、、、。
でも「過去のプライド」なんて、
一旦ドブに捨ててしまうのは簡単なんだけどな、、、。
だって、前しか見てなかったら、過去なんてどうでもいいもん。
過去が食べさせてくれるワケじゃなし、、、。
実は私にもイヤな思い出があります。
夫が最初の脱サラに失敗したときに、もっと稼ぐ必要が出てきて、
それまでの仕事を捨てて、
日給の稼げるガートーマンの仕事に移った、
とお話しましたよね? (その48,49,50参照)
この頃たまたま同窓会があって、あとで思えば
自分がややっこしい状況のときに
わざわざ行かなきゃいいのに(笑)、
深く考えずに、ついのこのこと出ていったのです。
このときに、同期の友人の1人が、
「あんたさあ、親に大学まで出してもらって、
そこそこの大手企業に勤めたあげくに、
道路工事のガードマンなんか良くやってられるよね。
プライドってないワケ?」
と、ぬかしやがったんです。
( あ、すいません。 つい河内弁が出てしまいました、、、。(笑) )
この当時の私はあんまり「第三者評価」っていうのを
気にしないタチだったので、( 気にしないとダメですよネ。)
面と向かってそう言われて、驚いてしまいました。
「へえ、、、。そう考える人もいるんだ、、、。
なるほど、そういう考え方もあるのか、、、。」
思えば鈍感、かもしれませんが、数秒後にムカッときて、
「プライドなんか今はないよ。
それよか稼がせてもらう方が大事やもん。」
「せめて、もうちとょっとなんか他に選ばれへんの?
大学出てガードマンやってて、恥ずかしないのん?」
と、またもほざきやがったのです。
( あ、すいません。 また河内弁が、、、。)
全国のガードマンさん、ごめんなさい。
これ、私が言ったんじゃありません。 ホントに。
この仕事のおかげで私たち夫婦のこんにちがあるのですもの。
あの女がぬけぬけと、ほざきやがったんです。
( あっ、、。また、、、。(笑) )
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2011.
11.
09
「大企業病の怖さ。」
(その76)の続き書きます。
たとえプライベートの時間でも、趣味の集まりでも、
家族と過ごす余暇や休日であっても、
「どこそこへお勤めの何々さん。」
という「会社の看板」はその人に背後霊のように
ついてまわります。
大手企業の中にいる時には全くわかりませんが、外から見ると
その人の、この病気の深刻度の度合いが一目瞭然です。
そして多分、外にいるお客様が圧倒的大多数です。
夫は、
「脱サラしたので、その時点でこの病気に気づいたが、
あのまま中にいたら多分わからなかった。」
と言っています。
三和銀行時代も大倉時代も、頑張って努力して、
自分の営業力を強化して成績を挙げた。
特に営業は努力した分、きっちり数字に出るので、わかりやすい。
何度か会社から表彰もしてもらって、
それはそれで、もちろんうれしかったし、励みになった。
自信にもつながった。
しかし、脱サラしたとたん、それは
「しょせん会社の中だけでの幻想にすぎなかった、、、。」
自分の力で売れていたんじゃない、
会社という看板しょっていたから買ってもらえてたんだ、
と始めて気づいた、、、。
とてつもない感違いをしていた。
「会社という看板をはずしたら、俺はタダのおっさんにすぎない。
この程度のスキルなんぞ、大抵誰でも持っている程度のものだ。」
と、、、。
1度目の脱サラ後、20年以上の経験をもとに、
同じ「営業系」の仕事で独立したものの、見事に轟沈。
たぶん、それまで持っていたであろう、
自信も希望も全て地面にのめりこんでしまったと思います。(笑)
一時、かなりおかしくなってしまいましたもの、、、。
何とか持ち直してその後、完全にこの病気を克服しましたが、、、。
万が一あのままだったら完全に家庭崩壊、
になっていたと思います。
本当に怖い病気です。
なのでもしも夫と同じく、
いずれは脱サラを、とお考えの方はやはり
早めのワクチン―。は絶対に必要です。
最近「熟年の起業、独立。」ということが
さかんに聞こえてくるのですが、
その場合、一番問題になるのはここの問題じゃないのかなあ、、、。
と、考えてしまいます。
あまりにも長年大手企業に勤めきた方が、
年をとってから個人で事業を始めたとして、
この「大企業病」をその時点での気力体力で
克服できるかしら、、、?
と、つい考えてしまいます。
もしも万が一、気力及ばず克服できずに
病気をこじらせでもしたら
大変な事態をまねいてしまいます、、、。
最近、会社をリストラされた中高年の方が、
なかなか次の仕事が見つからない、しかも見つけようとせずに
2年、3年、5年という長期間、
ほとんど自宅に引きこもってしまう、
という深刻な問題が起こっているそうです。
若者の引きこもりは大きな社会問題ですが、
中高年の引きこもりはもっと深刻です。
家庭があり、妻も子供もいる働き盛りの男性が
外で出て、働くことができないのですから、、、。
その妻たちの悲痛な叫びは、、、本当につらいです。
私にはこのような「中高年の引きこもり」も、
この病気を長年病識が無いままに放置してきて、
気づかぬうちにこじらせてしまって、
悪化してしまったあげくのことのように
思われてならないのです。
奥さまがいくら説得しても、代わりに仕事を探してきても、
「ここまでのキャリアを持っている俺に
こんな仕事ができるか。」
と、反論されてしまうそうなんです。
男の人って、過去の実績とかプライドとか、
無意識のうちにこだわってしまうものなんですかね、、、?
「そんなの関係ねえ!」って妻の立場だったら思いますよネ。
「それより何でもいいから稼ぎにいってよ。」と、、、。
そこから全く新しい世界が局面が、
必ず開けていくんですもの。
よく、
「在職中の人脈と実績を生かした
転職や脱サラを考えましょうね。」
みたいな声が聞こえてくるのですが、、、。
ハウツー本にも大抵そのように書かれているように
思うのですが、、、。
転職に関しては、過去にあんまり気合いを入れたことがないので、
あまり深くは言えないですが、多分おんなじ、、、。
脱サラに関しても、ごく1部のズバ抜けた能力の人
例えて言えば、英、仏、西、アラビア語の4ヶ国語が堪能、
みたいな?
( 数字でいえば1―5パーセントぐらい? )
を除いて過去の実績なんて、そんなものクソの役にもたちません。
むしろそのあたりの経歴だの実績だの経験だの、
に対するこだわりとかプライドとか、
が、この病気を深刻にさせて、
退職後の社会復帰を困難にしている。
独立後の事業の継続を、むずかしいものにしている、、、。
ように思えてなりません。
在職中の経験も実績も、独立後一旦世間から叩きのめされて、
もいっぺん1から築き上げていかないと、
会社という囲いの外ではほとんど通用しない、、、。
と考えておくぐらいでちょうど良いのでは? と思います。
もちろん正反対のご意見もあって、
いかにして在職中の人脈をうんぬんして、、、。
というのもあります。
これはあくまでも私個人の経験と考え方にすぎませんが、、、。
同じ人脈づくりに励むなら、全く仕事とは関わりのない、
会社から完全に離れた、素の個人で付き合えるエリアで
作った方がよっぽどマシ、だと思っています。
よく「異業種交流会」への参加がいわれますが、
色々な分野の先輩方から考え方や意識の持ち方、
独立後の戦略、戦術の学習を目的にするには
とても良いかもしれませんが、、、。
独立後、実際にお客様となって下さるのは、大多数が
「ごく普通の、ごく一般の市井の人々」
だと思います。
頭を完全に切り替えて、過去の人脈も実績もプライドも
何もかもかなぐり捨てて、全てリセットして、
「俺は丸裸のタダのおっさんなのだ。」
と裸一貫、ゼロからスタートした人の方が、ずっとメンタル的に
タフで強くていい意味でがむしゃらで、
地を這うようにしぶとくたくましく、道なき道を切り開き、
独立成功への道を這い上がってゆく―。
と、大手サラリーマンの方たちを見ているとそう思います。
「会社、組織に勤める。」
という形から完全に離れてしまった今、
ごく客観的に見ていて、どうしても「ひ弱さ」を
感じてしまうので、、、。
( ごめんなさい、、、。)
独立して、自力で生き残るには、
スキルはとても重要ですが、ある種、野良犬のような
生命力のしぶとさ、というかたくましさ、が何より必要、
と感じます。
脱サラして独立する、という大目的のためには、
「在職中の人脈も実績も経歴も、クソの役にも立たないのだ。」
と考えておいて、ゼロから独立後の仕事の開拓に挑んでゆく、
という気持ちでいるぐらいでちょうど良い、と私は考えています。
なのでそこを恐れ、怯えを感じる方は、
脱サラなど絶対にやるべきではない、ということになります、、、。
つづく
(その76)の続き書きます。
たとえプライベートの時間でも、趣味の集まりでも、
家族と過ごす余暇や休日であっても、
「どこそこへお勤めの何々さん。」
という「会社の看板」はその人に背後霊のように
ついてまわります。
大手企業の中にいる時には全くわかりませんが、外から見ると
その人の、この病気の深刻度の度合いが一目瞭然です。
そして多分、外にいるお客様が圧倒的大多数です。
夫は、
「脱サラしたので、その時点でこの病気に気づいたが、
あのまま中にいたら多分わからなかった。」
と言っています。
三和銀行時代も大倉時代も、頑張って努力して、
自分の営業力を強化して成績を挙げた。
特に営業は努力した分、きっちり数字に出るので、わかりやすい。
何度か会社から表彰もしてもらって、
それはそれで、もちろんうれしかったし、励みになった。
自信にもつながった。
しかし、脱サラしたとたん、それは
「しょせん会社の中だけでの幻想にすぎなかった、、、。」
自分の力で売れていたんじゃない、
会社という看板しょっていたから買ってもらえてたんだ、
と始めて気づいた、、、。
とてつもない感違いをしていた。
「会社という看板をはずしたら、俺はタダのおっさんにすぎない。
この程度のスキルなんぞ、大抵誰でも持っている程度のものだ。」
と、、、。
1度目の脱サラ後、20年以上の経験をもとに、
同じ「営業系」の仕事で独立したものの、見事に轟沈。
たぶん、それまで持っていたであろう、
自信も希望も全て地面にのめりこんでしまったと思います。(笑)
一時、かなりおかしくなってしまいましたもの、、、。
何とか持ち直してその後、完全にこの病気を克服しましたが、、、。
万が一あのままだったら完全に家庭崩壊、
になっていたと思います。
本当に怖い病気です。
なのでもしも夫と同じく、
いずれは脱サラを、とお考えの方はやはり
早めのワクチン―。は絶対に必要です。
最近「熟年の起業、独立。」ということが
さかんに聞こえてくるのですが、
その場合、一番問題になるのはここの問題じゃないのかなあ、、、。
と、考えてしまいます。
あまりにも長年大手企業に勤めきた方が、
年をとってから個人で事業を始めたとして、
この「大企業病」をその時点での気力体力で
克服できるかしら、、、?
と、つい考えてしまいます。
もしも万が一、気力及ばず克服できずに
病気をこじらせでもしたら
大変な事態をまねいてしまいます、、、。
最近、会社をリストラされた中高年の方が、
なかなか次の仕事が見つからない、しかも見つけようとせずに
2年、3年、5年という長期間、
ほとんど自宅に引きこもってしまう、
という深刻な問題が起こっているそうです。
若者の引きこもりは大きな社会問題ですが、
中高年の引きこもりはもっと深刻です。
家庭があり、妻も子供もいる働き盛りの男性が
外で出て、働くことができないのですから、、、。
その妻たちの悲痛な叫びは、、、本当につらいです。
私にはこのような「中高年の引きこもり」も、
この病気を長年病識が無いままに放置してきて、
気づかぬうちにこじらせてしまって、
悪化してしまったあげくのことのように
思われてならないのです。
奥さまがいくら説得しても、代わりに仕事を探してきても、
「ここまでのキャリアを持っている俺に
こんな仕事ができるか。」
と、反論されてしまうそうなんです。
男の人って、過去の実績とかプライドとか、
無意識のうちにこだわってしまうものなんですかね、、、?
「そんなの関係ねえ!」って妻の立場だったら思いますよネ。
「それより何でもいいから稼ぎにいってよ。」と、、、。
そこから全く新しい世界が局面が、
必ず開けていくんですもの。
よく、
「在職中の人脈と実績を生かした
転職や脱サラを考えましょうね。」
みたいな声が聞こえてくるのですが、、、。
ハウツー本にも大抵そのように書かれているように
思うのですが、、、。
転職に関しては、過去にあんまり気合いを入れたことがないので、
あまり深くは言えないですが、多分おんなじ、、、。
脱サラに関しても、ごく1部のズバ抜けた能力の人
例えて言えば、英、仏、西、アラビア語の4ヶ国語が堪能、
みたいな?
( 数字でいえば1―5パーセントぐらい? )
を除いて過去の実績なんて、そんなものクソの役にもたちません。
むしろそのあたりの経歴だの実績だの経験だの、
に対するこだわりとかプライドとか、
が、この病気を深刻にさせて、
退職後の社会復帰を困難にしている。
独立後の事業の継続を、むずかしいものにしている、、、。
ように思えてなりません。
在職中の経験も実績も、独立後一旦世間から叩きのめされて、
もいっぺん1から築き上げていかないと、
会社という囲いの外ではほとんど通用しない、、、。
と考えておくぐらいでちょうど良いのでは? と思います。
もちろん正反対のご意見もあって、
いかにして在職中の人脈をうんぬんして、、、。
というのもあります。
これはあくまでも私個人の経験と考え方にすぎませんが、、、。
同じ人脈づくりに励むなら、全く仕事とは関わりのない、
会社から完全に離れた、素の個人で付き合えるエリアで
作った方がよっぽどマシ、だと思っています。
よく「異業種交流会」への参加がいわれますが、
色々な分野の先輩方から考え方や意識の持ち方、
独立後の戦略、戦術の学習を目的にするには
とても良いかもしれませんが、、、。
独立後、実際にお客様となって下さるのは、大多数が
「ごく普通の、ごく一般の市井の人々」
だと思います。
頭を完全に切り替えて、過去の人脈も実績もプライドも
何もかもかなぐり捨てて、全てリセットして、
「俺は丸裸のタダのおっさんなのだ。」
と裸一貫、ゼロからスタートした人の方が、ずっとメンタル的に
タフで強くていい意味でがむしゃらで、
地を這うようにしぶとくたくましく、道なき道を切り開き、
独立成功への道を這い上がってゆく―。
と、大手サラリーマンの方たちを見ているとそう思います。
「会社、組織に勤める。」
という形から完全に離れてしまった今、
ごく客観的に見ていて、どうしても「ひ弱さ」を
感じてしまうので、、、。
( ごめんなさい、、、。)
独立して、自力で生き残るには、
スキルはとても重要ですが、ある種、野良犬のような
生命力のしぶとさ、というかたくましさ、が何より必要、
と感じます。
脱サラして独立する、という大目的のためには、
「在職中の人脈も実績も経歴も、クソの役にも立たないのだ。」
と考えておいて、ゼロから独立後の仕事の開拓に挑んでゆく、
という気持ちでいるぐらいでちょうど良い、と私は考えています。
なのでそこを恐れ、怯えを感じる方は、
脱サラなど絶対にやるべきではない、ということになります、、、。
つづく
2011.
11.
08
「大企業病って、、、?」
長年、夫のようにサラリーマンを経験してきた方ならば
どうでしょうか?
今まで述べてきたたような高度で複雑なスキルを
充分経験、蓄積されてきた方が多いのでは?
と思います。
どれか不得手、不充分なスキルがあっても、
少しの学習、訓練で応用力でモノにしてしまわれるのでは?
と想像します。
何故ならば、特に1991年のバブル崩壊以降は
実にきびしい就職難が続いたので、私や夫が新卒の頃よりも
はるかに優秀な人たちがサラリーマンになっているのでは?
と想像するからです。
(もしも間違っていたら、ごめんなさい、、、。)
ところが、、、。
どの会社にも営業マンの方はいると思いますが、
やはり個々に「営業能力、仕事の能力」の良し悪しはあるでしょう。
売れる人と売れない人。
営業成績の良い人、そうでない人。
仕事の実績、経験、人脈にすぐれた方、そうでない方、、、。
脱サラして独立を実行したとして、
もちろん前者の方が
「成功の確立ははるかに高い。」
と、誰もが考えるかもしれません。
ところがここに「大きな落とし穴」があります、、、。
お客様がある商品を営業マンから買うときは、
たくさんの商品、営業マンの中から
「お客様から評価され、選ばれた。」
ということになります。
ものすごい数ある競争相手の中から競合に打ち勝ち、
お客様から選ばれ、その商品、製品を販売するのですが、、、。
しかしお客様は、その「営業マン個人」
を、選ばれたワケではありません。
その営業マンの後ろにある、
「会社の看板、会社というブランド」
を選んでおられます。
どれほどやり手で優秀な営業マンの方であっても、
あんまり成績は良くない、という方であっても
営業以外の総務や人事などの職務であっても、
この事実にそう変わりありません。
お客様は常に「会社という看板、ブランド」を
高く評価し、選ばれています。
その方個人が、膨大な数の中からお客様に評価され、
お客様から選ばれた、ということでは全くありません、、、。
このことが、いくら頭ではわかっていても、
実際に会社を離れて完全に丸裸の個人となって実体験しないと、
どうしても事実として認識ですることができません。
そこが「落とし穴」になってしまいます。
( 高度な技術職はその技術そのものが評価対象に
なるでしょうが、、、。)
特に大手にお勤めの社員の方に
そのような傾向が強く感じられます。
私はこれを「大企業病」と呼んでいますが、、、。
かつて20年以上昔、夫もこの「大企業病」でした。(その7参照)
全く気づかぬうちにこのウイルスに感染していました。
「すごい感違いをしていた。」
と本人もしみじみ言っています。
本来「大企業病」って、企業組織が巨大化して
様々な弊害をもたらす、ということだと思います。
・機動性・柔軟性に欠ける
・意志決定が遅くなる
・官僚的組織になり、組織が硬直化する
・環境変化への柔軟な対処が困難になる
・大企業であるから倒産することは無い。
・大企業の社員であるから自分はエリートである。
・そつなく過ごせばある程度生きていける。
・グループ企業内で下位にある企業や外注下請企業に対し
傲慢で横柄な態度をとる。などの危機管理意識の減退や思い込み。
って検索すると出てきましたが、
私の言う意味は、ごく単純に先ほどのかつてのウチの夫のような
「思い込みと感違い」ですかね、、、。(笑)
脱サラしたので、その時点でこの病気に気づいたのですが、
何とか病気を克服して、命を取りとめ、社会復帰しましたが、、、。
危機一髪、本当に危ないところでした。(笑)
とても怖い病気だ―。
と、過去に夫も痛い経験をしてきています。
( カテゴリ - 脱サラ独立今までの道のり )
始めてお越し下さった方は
その7 あたりからを、もしよければ
お読み下さいね、、、。
しかしサラリーマンの方にとって、それで良いのです。
10代からのその方の努力の結果の今現在、なのですから、
その方の存在意義も、そこにこそあるのでしょうし、、、。
長年、会社員として過酷な仕事に励んできた方にとって、
女だてらにとても失礼なことを書いてしまって、
ホントにごめんなさい、、、。
でも、、、。
、、、会社は死ぬまで一生、面倒を見てくれませんし、
いずれどこかでその看板をはずされてしまう日が
確実にやってきます。
そして、その後の長い長い人生がまだまだ続いてゆく、
という現実に直面してしまいます、、、。
まして、夫と同じようにいずれ将来は脱サラして独立する、
という大目的をお持ちの方ならば、あるいは、
万が一リストラ、という可能性がある、、、。
というサラリーマンの方にとっては
この現実から目をそむけることはできません、、、。
つづく
長年、夫のようにサラリーマンを経験してきた方ならば
どうでしょうか?
今まで述べてきたたような高度で複雑なスキルを
充分経験、蓄積されてきた方が多いのでは?
と思います。
どれか不得手、不充分なスキルがあっても、
少しの学習、訓練で応用力でモノにしてしまわれるのでは?
と想像します。
何故ならば、特に1991年のバブル崩壊以降は
実にきびしい就職難が続いたので、私や夫が新卒の頃よりも
はるかに優秀な人たちがサラリーマンになっているのでは?
と想像するからです。
(もしも間違っていたら、ごめんなさい、、、。)
ところが、、、。
どの会社にも営業マンの方はいると思いますが、
やはり個々に「営業能力、仕事の能力」の良し悪しはあるでしょう。
売れる人と売れない人。
営業成績の良い人、そうでない人。
仕事の実績、経験、人脈にすぐれた方、そうでない方、、、。
脱サラして独立を実行したとして、
もちろん前者の方が
「成功の確立ははるかに高い。」
と、誰もが考えるかもしれません。
ところがここに「大きな落とし穴」があります、、、。
お客様がある商品を営業マンから買うときは、
たくさんの商品、営業マンの中から
「お客様から評価され、選ばれた。」
ということになります。
ものすごい数ある競争相手の中から競合に打ち勝ち、
お客様から選ばれ、その商品、製品を販売するのですが、、、。
しかしお客様は、その「営業マン個人」
を、選ばれたワケではありません。
その営業マンの後ろにある、
「会社の看板、会社というブランド」
を選んでおられます。
どれほどやり手で優秀な営業マンの方であっても、
あんまり成績は良くない、という方であっても
営業以外の総務や人事などの職務であっても、
この事実にそう変わりありません。
お客様は常に「会社という看板、ブランド」を
高く評価し、選ばれています。
その方個人が、膨大な数の中からお客様に評価され、
お客様から選ばれた、ということでは全くありません、、、。
このことが、いくら頭ではわかっていても、
実際に会社を離れて完全に丸裸の個人となって実体験しないと、
どうしても事実として認識ですることができません。
そこが「落とし穴」になってしまいます。
( 高度な技術職はその技術そのものが評価対象に
なるでしょうが、、、。)
特に大手にお勤めの社員の方に
そのような傾向が強く感じられます。
私はこれを「大企業病」と呼んでいますが、、、。
かつて20年以上昔、夫もこの「大企業病」でした。(その7参照)
全く気づかぬうちにこのウイルスに感染していました。
「すごい感違いをしていた。」
と本人もしみじみ言っています。
本来「大企業病」って、企業組織が巨大化して
様々な弊害をもたらす、ということだと思います。
・機動性・柔軟性に欠ける
・意志決定が遅くなる
・官僚的組織になり、組織が硬直化する
・環境変化への柔軟な対処が困難になる
・大企業であるから倒産することは無い。
・大企業の社員であるから自分はエリートである。
・そつなく過ごせばある程度生きていける。
・グループ企業内で下位にある企業や外注下請企業に対し
傲慢で横柄な態度をとる。などの危機管理意識の減退や思い込み。
って検索すると出てきましたが、
私の言う意味は、ごく単純に先ほどのかつてのウチの夫のような
「思い込みと感違い」ですかね、、、。(笑)
脱サラしたので、その時点でこの病気に気づいたのですが、
何とか病気を克服して、命を取りとめ、社会復帰しましたが、、、。
危機一髪、本当に危ないところでした。(笑)
とても怖い病気だ―。
と、過去に夫も痛い経験をしてきています。
( カテゴリ - 脱サラ独立今までの道のり )
始めてお越し下さった方は
その7 あたりからを、もしよければ
お読み下さいね、、、。
しかしサラリーマンの方にとって、それで良いのです。
10代からのその方の努力の結果の今現在、なのですから、
その方の存在意義も、そこにこそあるのでしょうし、、、。
長年、会社員として過酷な仕事に励んできた方にとって、
女だてらにとても失礼なことを書いてしまって、
ホントにごめんなさい、、、。
でも、、、。
、、、会社は死ぬまで一生、面倒を見てくれませんし、
いずれどこかでその看板をはずされてしまう日が
確実にやってきます。
そして、その後の長い長い人生がまだまだ続いてゆく、
という現実に直面してしまいます、、、。
まして、夫と同じようにいずれ将来は脱サラして独立する、
という大目的をお持ちの方ならば、あるいは、
万が一リストラ、という可能性がある、、、。
というサラリーマンの方にとっては
この現実から目をそむけることはできません、、、。
つづく