2012.
06.
04
今のなりゆきだともしかして私、
このまま全く大阪へ戻れそうにないので、
私なりに「田舎暮らし」ということを真剣に分析し、
考えてみたいと思います(遅い、、、?)。
定年後に田舎へ移住して老後を送りたい、という方、
けっこう多いようです。
かっちゃんのように生まれ故郷へ戻る場合はUターンと呼ぶのに対し、
これをIターン、というそうです。
定年後というと60才を過ぎてから、になるわけですが、
そこから全く知らない土地で人生を再スタートさせる、
というのは予想以上に労力、精神力、資金力が
かかると思います。
だけどその人が60才をすぎ、人生最後のステージに
「これがやりたい。」と心底欲することが、
都会に住むよりもむしろ田舎でやるほうが断然向いている、
ということであればそれらは全く苦でも何でも
なくなってしまう、と考えられます。
不思議なもので、確かに私自身も20代30代の頃とは
欲するモノが180度、変化してきてます。
もともとほとんどオシャレやファッションには
うといタチでしたが、ますます拍車はかかり、
大阪でも街中やショッピングへ出かけることはほとんどなく、、、。
南へみなみへ行くようになってきました。(つまり自然の多い方。)
かといって、「自然があるから。」と
わざわざ移住までするのは無謀。
自然のキレイさは3か月もすればごく当たり前の風景となり、
半年もするころには雑草と虫との戦いで
うんざりするハメになります。
むしろ週末やバケーションとしてのみ、
自然を求めて遊びに行く、とした方がよっぽどいい、と思います。
次は広さ。
自分のやりたいことが、どうしても広い場所を必要とする場合、
移住してでも田舎へ移り住む方がいい、ということになります。
だからいわゆる陶芸家の人など、地方を拠点としてる人が
圧倒的に多いのでは、、、?
都会では絶対に無理な広い敷地での生活が
可能になるワケですから、、、。
それを必要とし、心底求める場合、雑草も虫もヘビも、何もかも
たいしたハードルとはならない、と考えられます。
そしてやはり農業その他の一次産業を欲する場合。
これも都会ではむずかしく、田舎で、となります。
都会で農地を手に入れるのも借りるのも
おそらく無理、だと思いますが
田舎の方では行政も新規就農する人が
おおいに欲しいでしょうから、
昨今かなりハードルは低くなっている、と思います。
私もまだまだ勉強不足なんですが、かっちゃんの話では
ひと昔前なら農家でない人が新規就農することは
かなりむずかしいことであったらしく、
過去においてはほとんどなかったそうですが、
今は地方の過疎化のため、
行政が新規就農したい人の支援をけっこう
している、とのこと。
かといって、新規就農で一次産業で全生活費を稼ぎだすのは
おそらく難しい。(年金があれば話は別。)
過去花をつくって販売してきてつくづく思うのは単価が安いし、
生産に時間がかかりすぎる。
(最低2か月とか3か月。半年もザラ。)
私の場合は直売の経験しかありませんが、
これが「卸」となると
それこそ1個30円40円、とかの話ですもの。
しかもその年、その気候、天候に大きく左右されるから、
無事に出荷できるという保証はどこにもありません。
一晩にして病気や害虫に全滅させられたことも経験しました。
この実家の一帯でも「専業農家」のおうちは今はほとんどない、
とかっちゃんに聞きました。
たいてい「兼業農家」で別の仕事をしながら、
同時に農業してるおうちがほとんどだそうです。
その中でも営利生産をしているおうちももはやほとんどなく、
自分のとこで食べる目的で稲作、畑作をしているお宅が
大部分、だと。
バリバリのプロの農家でも高齢化もあり、この実態ですから
素人がいきなり軌道に乗せられるとはとても思えず、、、。
万一都会のサラリーマンの人が
「脱サラして就農」をもしも目指すのなら、
今までこのブログでずっと書いてきた以上の
「運転資金」の確保がなければとうてい不可能に思えます。
しかし、それらの人々は過去、
プロの農家の人には持てなかった
さまざまなノウハウもまた、お持ちだと思うので、
そこが突破口になるのやもしれません、、、。
だけどものすごく年数、かかると思います。
もちろん通常の「脱サラ」と同様、
現在からの「逃避」を動機とするならば、
田舎へ移住して新規就農して3年とたたぬうちに廃業、
またも都会へ舞い戻る、、、、。
という結果になると思われます。
→その63独立する意義とは
→その57脱サラ独立の動機づけ1~3
恐らく「脱サラして農業」であっても、
「脱サラしてラーメン」であっても
「脱サラして建築屋」であってもその成功へいたる経緯と要素は
そうめちゃくちゃ変わりはない、と考えます。
初めから農機具などに巨額の資金をかけて、
(農機具、これがまたむちゃくちゃ高い。)
数年分の運転資金もなく就農しても、、、。
恐らく軌道に乗せるまでとても持ちこたえられない、
と思います。
ましてや農業は他の職種とは違い、
売上が「現金化」できるのに大きなタイムラグがあり、
しかも「自然」というリスクが常につきまとう職種です。
これは致命的です。
(1個台風がきたらもう終わり、ということもありうる。
つまりその年の年収、ゼロになる。)
そして何よりも「生き物」が相手の仕事、、、。
花も作物も全て生きていて、ほんの一瞬の人間の油断が
全滅させてしまうことになる、、、。
と、いうことになります。
ですから今施設にいる85才のお母さん、
日の昇る前には霜よけをはずしに畑に出ていた、といいます。
農繁期は全く人手が足りないから、かっちゃん、
小学生の頃にはすでに畑へ駆り出されて
一緒にやってたらしい、、、。
「よう手伝う間に合う子じゃったわ。」
ってお母さん、言ってたな、、、。
リスクの大きい職種ですから
充分すぎるぐらいの運転資金、
絶対に必要です。
真剣に「脱サラして農業」を計画の方は
→その36独立開業資金いくら必要? 1~2
で書いてきたように、とにかく最大目標、3年分の生活費、
を目標に手段選ばす貯蓄に励んで目的を成し遂げてほしいです。
あと、感じるのは「ひとり遊び」ができる人。
人との交わりが都会での比ではなく、
極端に少なくなってしまうので、
淋しがり屋さん(私みたいな)は
田舎暮らしはむずかしい。
だけど、一人でいつまでもずーっと
何かに打ち込んで夢中になって
やっていられる人ならば、そんな孤独にもへっちゃら、
だと思います。
逆に週末に、バケーションに都会へ遊びに行けばいい、
だけの話だと思います。
それと車の運転は必須アイテム。
夫なり家族なりが誰か運転できればいい、
というのは甘い考えで、
1人1車両、でないととても
便利な都会暮らしをしてきた人は
スムーズに生活できません。
奥様が運転できないという場合、
絶対に今からでも免許、とって頂くべきだと思います。
、、、、、とか色々考えれば考えるほど、
私ってここでホントずっとやっていけるのかしら、、、?
このまま全く大阪へ戻れそうにないので、
私なりに「田舎暮らし」ということを真剣に分析し、
考えてみたいと思います(遅い、、、?)。
定年後に田舎へ移住して老後を送りたい、という方、
けっこう多いようです。
かっちゃんのように生まれ故郷へ戻る場合はUターンと呼ぶのに対し、
これをIターン、というそうです。
定年後というと60才を過ぎてから、になるわけですが、
そこから全く知らない土地で人生を再スタートさせる、
というのは予想以上に労力、精神力、資金力が
かかると思います。
だけどその人が60才をすぎ、人生最後のステージに
「これがやりたい。」と心底欲することが、
都会に住むよりもむしろ田舎でやるほうが断然向いている、
ということであればそれらは全く苦でも何でも
なくなってしまう、と考えられます。
不思議なもので、確かに私自身も20代30代の頃とは
欲するモノが180度、変化してきてます。
もともとほとんどオシャレやファッションには
うといタチでしたが、ますます拍車はかかり、
大阪でも街中やショッピングへ出かけることはほとんどなく、、、。
南へみなみへ行くようになってきました。(つまり自然の多い方。)
かといって、「自然があるから。」と
わざわざ移住までするのは無謀。
自然のキレイさは3か月もすればごく当たり前の風景となり、
半年もするころには雑草と虫との戦いで
うんざりするハメになります。
むしろ週末やバケーションとしてのみ、
自然を求めて遊びに行く、とした方がよっぽどいい、と思います。
次は広さ。
自分のやりたいことが、どうしても広い場所を必要とする場合、
移住してでも田舎へ移り住む方がいい、ということになります。
だからいわゆる陶芸家の人など、地方を拠点としてる人が
圧倒的に多いのでは、、、?
都会では絶対に無理な広い敷地での生活が
可能になるワケですから、、、。
それを必要とし、心底求める場合、雑草も虫もヘビも、何もかも
たいしたハードルとはならない、と考えられます。
そしてやはり農業その他の一次産業を欲する場合。
これも都会ではむずかしく、田舎で、となります。
都会で農地を手に入れるのも借りるのも
おそらく無理、だと思いますが
田舎の方では行政も新規就農する人が
おおいに欲しいでしょうから、
昨今かなりハードルは低くなっている、と思います。
私もまだまだ勉強不足なんですが、かっちゃんの話では
ひと昔前なら農家でない人が新規就農することは
かなりむずかしいことであったらしく、
過去においてはほとんどなかったそうですが、
今は地方の過疎化のため、
行政が新規就農したい人の支援をけっこう
している、とのこと。
かといって、新規就農で一次産業で全生活費を稼ぎだすのは
おそらく難しい。(年金があれば話は別。)
過去花をつくって販売してきてつくづく思うのは単価が安いし、
生産に時間がかかりすぎる。
(最低2か月とか3か月。半年もザラ。)
私の場合は直売の経験しかありませんが、
これが「卸」となると
それこそ1個30円40円、とかの話ですもの。
しかもその年、その気候、天候に大きく左右されるから、
無事に出荷できるという保証はどこにもありません。
一晩にして病気や害虫に全滅させられたことも経験しました。
この実家の一帯でも「専業農家」のおうちは今はほとんどない、
とかっちゃんに聞きました。
たいてい「兼業農家」で別の仕事をしながら、
同時に農業してるおうちがほとんどだそうです。
その中でも営利生産をしているおうちももはやほとんどなく、
自分のとこで食べる目的で稲作、畑作をしているお宅が
大部分、だと。
バリバリのプロの農家でも高齢化もあり、この実態ですから
素人がいきなり軌道に乗せられるとはとても思えず、、、。
万一都会のサラリーマンの人が
「脱サラして就農」をもしも目指すのなら、
今までこのブログでずっと書いてきた以上の
「運転資金」の確保がなければとうてい不可能に思えます。
しかし、それらの人々は過去、
プロの農家の人には持てなかった
さまざまなノウハウもまた、お持ちだと思うので、
そこが突破口になるのやもしれません、、、。
だけどものすごく年数、かかると思います。
もちろん通常の「脱サラ」と同様、
現在からの「逃避」を動機とするならば、
田舎へ移住して新規就農して3年とたたぬうちに廃業、
またも都会へ舞い戻る、、、、。
という結果になると思われます。
→その63独立する意義とは
→その57脱サラ独立の動機づけ1~3
恐らく「脱サラして農業」であっても、
「脱サラしてラーメン」であっても
「脱サラして建築屋」であってもその成功へいたる経緯と要素は
そうめちゃくちゃ変わりはない、と考えます。
初めから農機具などに巨額の資金をかけて、
(農機具、これがまたむちゃくちゃ高い。)
数年分の運転資金もなく就農しても、、、。
恐らく軌道に乗せるまでとても持ちこたえられない、
と思います。
ましてや農業は他の職種とは違い、
売上が「現金化」できるのに大きなタイムラグがあり、
しかも「自然」というリスクが常につきまとう職種です。
これは致命的です。
(1個台風がきたらもう終わり、ということもありうる。
つまりその年の年収、ゼロになる。)
そして何よりも「生き物」が相手の仕事、、、。
花も作物も全て生きていて、ほんの一瞬の人間の油断が
全滅させてしまうことになる、、、。
と、いうことになります。
ですから今施設にいる85才のお母さん、
日の昇る前には霜よけをはずしに畑に出ていた、といいます。
農繁期は全く人手が足りないから、かっちゃん、
小学生の頃にはすでに畑へ駆り出されて
一緒にやってたらしい、、、。
「よう手伝う間に合う子じゃったわ。」
ってお母さん、言ってたな、、、。
リスクの大きい職種ですから
充分すぎるぐらいの運転資金、
絶対に必要です。
真剣に「脱サラして農業」を計画の方は
→その36独立開業資金いくら必要? 1~2
で書いてきたように、とにかく最大目標、3年分の生活費、
を目標に手段選ばす貯蓄に励んで目的を成し遂げてほしいです。
あと、感じるのは「ひとり遊び」ができる人。
人との交わりが都会での比ではなく、
極端に少なくなってしまうので、
淋しがり屋さん(私みたいな)は
田舎暮らしはむずかしい。
だけど、一人でいつまでもずーっと
何かに打ち込んで夢中になって
やっていられる人ならば、そんな孤独にもへっちゃら、
だと思います。
逆に週末に、バケーションに都会へ遊びに行けばいい、
だけの話だと思います。
それと車の運転は必須アイテム。
夫なり家族なりが誰か運転できればいい、
というのは甘い考えで、
1人1車両、でないととても
便利な都会暮らしをしてきた人は
スムーズに生活できません。
奥様が運転できないという場合、
絶対に今からでも免許、とって頂くべきだと思います。
、、、、、とか色々考えれば考えるほど、
私ってここでホントずっとやっていけるのかしら、、、?
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