2011.
10.
04
「独立動機」を「お金」で設定するのは危険。
「仕事」というもの、あるいは「脱サラ、独立」への「動機付け」に
ついて少しお話したいと思います。
「仕事」への動機付けは人様々ですがやはり、
「お金、収入の為に働く。」
という人がほとんどだと思います。
お金があってこその「生活」ですし、その為につらい仕事も
イヤな上司にもガマンして黙々と人は長年働くわけですよネ。
しかしその9最初の脱サラ動機は何?でお話したように、
夫はそこから「イチ抜けた。」してしまった人です。
「生活のためのお金、収入」よりも
「自分の自己実現」の方を最優先させた。
と、いうことだと思います。
私はそれに引きづられて、巻き込まれて今日まで来た。
という感じです。(笑)
独身時代は「自営業」なんて絶対イヤ。と思っていましたし、
しょせん世間知らずのおじょうちゃんでした
から「儲けたい」と思ったこともありませんでした。
しかし1つだけ言えることは、長年商売をしてきて、
「儲けたい。」
と強く意識してお金が残ったことは1度もありません。
「仕事の質」「社員の教育」
「どうしたらお客様に喜んでもらえるのだろう。」
「自分自身のやりがいの充実」
などの様々な「お金以外」の事柄に夢中で取り組んで、
その取り組むこと自体に「充実感」が達成できたときに
「お金」がなぜか後からついてくる。
というのが実感なのです。
もちろん過去に資金繰りに四苦八苦するときなど、
「ああ、儲けたい。」
と何度心底思ったかしれません。(笑)
しかし、どれほど強く意識しても簡単に儲かりはしませんし、
むしろそういう意識でいる時はお金は
どんどん減ってゆくというのが実感です。
「お金」というのはホントに複雑でやっかいで、
あまのじゃくな性質を持っているものなんだと思います。
ところが先程言ったような事柄に、前向きに継続的に夢中で
取り組んでいくと、時間はかかりますがどこかで何らかの
「形のある結果」が得られることがあります。
その「形ある結果」がずっと後になって売上として立ってゆく。
というのが実感なのです。
独立へ向けて、私が1番危惧してしまうのは
「お金」を前提に独立を「動機付け」することです。
過去に社員の人で
「もっと自分で儲けるようになりたい。」
という意識で独立していった人もいますが、
それが決して悪い事とは思いませんし、
むしろ男としての意気込みは充分理解できるのですが、
そう簡単に儲かるような世界などあるハズもなく、
むしろ
「こんなハズではなかった。」
と落胆してしまう可能性が強いです。
落胆してしまった結果、前向きなパワーが失速してしまい、
様々な壁にぶちあたり途中でやめてしまう人が
大多数ではないでしょうか?
自分で商売、事業を長年にわたってやり続けていく中で
その経営者が「前向きなパワー」を失速してしまえば、
もはやきびしく激しい同業界の競争に残ることは
ほとんどむずかしいと思います。
多額の初期投資のかかる商売であれば、
資金繰りに行き詰まって短期間で破たんしてしまうと思います。
ということは如何に長年にわたって
「前向きなパワー」を維持し、
継続して持ち続けることが可能かどうか。
ということが重大なのでは? と思うのです。
「お金」はそのパワーを長年にわたって維持、継続させる
「強烈な動機づけ」としては弱すぎるのでは?
と感じます。
理由は先ほど言ったように
まともな商売、事業において、
「絶対に簡単に儲かりはしない。」
からです。
以前アメリカでこの「お金重視」「やりがい重視」
どちらの「動機」が有利なのかを長期間にわたって
社会実験をした、ということを知ってびっくりしたことがあります。
アメリカの大学新卒の人達をこの2つのグループに大きく分け、
その後18年にわたって、長期間の追跡調査をしたところ、
「やりがい重視のグループ」が大きく「お金重視グループ」の
年収を引き離していたそうです。
でも私自身の経験でも、その結果はごく当然だろな、
というのが実感です。
ところが「お金以外」の「強い動機付け」を持ち続けて、
ずーっと長い間商売をやり続けていくと、
どこかで何故か不思議に「お金」が残る時がきます。
景気の動向もあるし、運、不運もあるし、
どこでその「良い波」が来るか、は全くわかりませんが、
ずっと長あーく前向きに続けているうちに
「その波に乗れる」ときが必ずきます。
そこに至るまでにものすごく長い年数がかかるのです。
その62脱サラ独立の動機づけ―2へつづく
「仕事」というもの、あるいは「脱サラ、独立」への「動機付け」に
ついて少しお話したいと思います。
「仕事」への動機付けは人様々ですがやはり、
「お金、収入の為に働く。」
という人がほとんどだと思います。
お金があってこその「生活」ですし、その為につらい仕事も
イヤな上司にもガマンして黙々と人は長年働くわけですよネ。
しかしその9最初の脱サラ動機は何?でお話したように、
夫はそこから「イチ抜けた。」してしまった人です。
「生活のためのお金、収入」よりも
「自分の自己実現」の方を最優先させた。
と、いうことだと思います。
私はそれに引きづられて、巻き込まれて今日まで来た。
という感じです。(笑)
独身時代は「自営業」なんて絶対イヤ。と思っていましたし、
しょせん世間知らずのおじょうちゃんでした
から「儲けたい」と思ったこともありませんでした。
しかし1つだけ言えることは、長年商売をしてきて、
「儲けたい。」
と強く意識してお金が残ったことは1度もありません。
「仕事の質」「社員の教育」
「どうしたらお客様に喜んでもらえるのだろう。」
「自分自身のやりがいの充実」
などの様々な「お金以外」の事柄に夢中で取り組んで、
その取り組むこと自体に「充実感」が達成できたときに
「お金」がなぜか後からついてくる。
というのが実感なのです。
もちろん過去に資金繰りに四苦八苦するときなど、
「ああ、儲けたい。」
と何度心底思ったかしれません。(笑)
しかし、どれほど強く意識しても簡単に儲かりはしませんし、
むしろそういう意識でいる時はお金は
どんどん減ってゆくというのが実感です。
「お金」というのはホントに複雑でやっかいで、
あまのじゃくな性質を持っているものなんだと思います。
ところが先程言ったような事柄に、前向きに継続的に夢中で
取り組んでいくと、時間はかかりますがどこかで何らかの
「形のある結果」が得られることがあります。
その「形ある結果」がずっと後になって売上として立ってゆく。
というのが実感なのです。
独立へ向けて、私が1番危惧してしまうのは
「お金」を前提に独立を「動機付け」することです。
過去に社員の人で
「もっと自分で儲けるようになりたい。」
という意識で独立していった人もいますが、
それが決して悪い事とは思いませんし、
むしろ男としての意気込みは充分理解できるのですが、
そう簡単に儲かるような世界などあるハズもなく、
むしろ
「こんなハズではなかった。」
と落胆してしまう可能性が強いです。
落胆してしまった結果、前向きなパワーが失速してしまい、
様々な壁にぶちあたり途中でやめてしまう人が
大多数ではないでしょうか?
自分で商売、事業を長年にわたってやり続けていく中で
その経営者が「前向きなパワー」を失速してしまえば、
もはやきびしく激しい同業界の競争に残ることは
ほとんどむずかしいと思います。
多額の初期投資のかかる商売であれば、
資金繰りに行き詰まって短期間で破たんしてしまうと思います。
ということは如何に長年にわたって
「前向きなパワー」を維持し、
継続して持ち続けることが可能かどうか。
ということが重大なのでは? と思うのです。
「お金」はそのパワーを長年にわたって維持、継続させる
「強烈な動機づけ」としては弱すぎるのでは?
と感じます。
理由は先ほど言ったように
まともな商売、事業において、
「絶対に簡単に儲かりはしない。」
からです。
以前アメリカでこの「お金重視」「やりがい重視」
どちらの「動機」が有利なのかを長期間にわたって
社会実験をした、ということを知ってびっくりしたことがあります。
アメリカの大学新卒の人達をこの2つのグループに大きく分け、
その後18年にわたって、長期間の追跡調査をしたところ、
「やりがい重視のグループ」が大きく「お金重視グループ」の
年収を引き離していたそうです。
でも私自身の経験でも、その結果はごく当然だろな、
というのが実感です。
ところが「お金以外」の「強い動機付け」を持ち続けて、
ずーっと長い間商売をやり続けていくと、
どこかで何故か不思議に「お金」が残る時がきます。
景気の動向もあるし、運、不運もあるし、
どこでその「良い波」が来るか、は全くわかりませんが、
ずっと長あーく前向きに続けているうちに
「その波に乗れる」ときが必ずきます。
そこに至るまでにものすごく長い年数がかかるのです。
その62脱サラ独立の動機づけ―2へつづく
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